紙おむつは大量のごみになる
最近では紙おむつではなく布おむつを使用する家庭もちらほらあるようだが、主流はまだまだ使い捨ての紙おむつなのではないだろうか。日本と同様紙おむつが主流であるフランスでは、紙おむつの使用によって年間で80万トンものごみが出るのだという。
海外サイト「MarcelGreen.com」では、紙おむつのごみの量を減らし環境を守るべく商品化された「Love and Green」という商品にフォーカスしている。通常の紙おむつは、廃棄のために埋められたり燃やされたりする際に排出される有毒物質は考慮されないまま製造されている。
ごみを減らし環境への影響を考慮
しかしLove and Greenは少なくとも構成成分の半分は天然素材からできており、クッション部分はFSC認証の森林の木の繊維から作られている。(FSC:森林管理協議会:森林にダメージを与えること無く資源を有効に活用するために森林の管理を行う非営利の国際団体)またそのクッション部分を包み込んでいる膜は植物のでんぷんからつくられており一切の遺伝子組み換え作物は使用されていない。
パッケージの印刷に使われている塗料も植物性のものであるため、このおむつは使用後コンポストにいれるか土に埋めれば自然分解されるのだという。気になる価格は従来の紙おむつとほぼ同程度ということだ。
売り上げの10%はエコロジーな活動をしている団体に直接割り当てられることになっており、環境保護のポリシーを貫いている。天然素材からできているこのおむつは赤ちゃんの肌にも良いだろう。エコと実用性を両立させた大変興味深い商品ではないだろうか。
MarcelGreen.com
http://www.marcelgreen.com/Love and Green
http://www.loveandgreen.fr/