より涼しく、暖かく、明るくを実現するガラスを開発
旭硝子は、省エネ性能の高いエコガラス(Low-E複層ガラス)の「サンバランス(R)」シリーズに、省エネ性能をより高めたアクアグリーンなどの新製品4種を、6月以降順次発売する。
昨今の省エネニーズに応えつつ明るさ確保の両立を目指したもので、従来品に比べ、より高い省エネ性能実現による冷暖房負荷の削減と、可視光線をより多く取り入れることによる照明負荷低減により、節電に貢献するもの。
標準タイプと、より断熱性能を高めた高性能タイプ(Eシリーズ)があり、6月末発売のアクアグリーンは、遮熱と断熱効果の両方に優れ、年間を通じて極めて高い省エネ性能を発揮する。関東以西地域の窓に適し、通常の複層ガラスと比べ遮熱性能は約2倍、断熱性能は約2.5倍となり、ガラスによる反射色を抑えたことにより建物外観の調和にも寄与する。
8月から発売のピュアクリアは、寒さを防ぐ断熱効果と室内を明るくする可視光線透過率に優れた寒冷地や北向きの窓に適した製品。同社従来品(シルバー)と比べ、断熱性能と明るさが約10%向上するとともに、より透明色に近く建物外観との調和が保てる。
いずれも、同社鹿島工場(5月稼働開始)の世界最大級コーティング設備で生産する。
発表記事
http://www.agc.com/news/2012/0412.pdf旭硝子(株)
http://www.agc.co.jp/