酸化物半導体(IGZO)採用の液晶パネル生産を開始
シャープは13日、世界初の酸化物半導体(IGZO)を採用した高性能液晶パネルの生産をスタートさせたと発表した。
同液晶パネルでは、従来より薄膜トランジスタの小型化が図れ、1画素あたりの光の透過量を高められることから、低消費電力化が可能という。
同社ではさらに、光配向技術の活用で高品位な表示ができるため、今後はモバイル機器や高精細ノートPC、液晶モニターなどの幅広いアプリケーション向けに高精細液晶パネルを供給、新しい商品市場の創造に貢献するとしている。
モバイル機器が世界的に需要が急拡大している背景から、同社亀山第2工場の既存ライン改造を進めてきたもので、既に3月から生産を開始し4月からは本格生産に移行するもの。
発表会レポート
http://www.sharp.co.jp/corporate/report/igzo/index.htmlシャープ(株)
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