全国で「クールビズ」スタート
今夏も電力不足への対応とした節電対策として「クールビズ」(ノーネクタイ・ノージャケットなどの軽装化)が始まる。株式会社トマト銀行(岡山県岡山市)では5月1日から10月31日までを実施期間とし、店内温度を28度に設定し、全役職員が原則上着・ネクタイを着用しない。株式会社南都銀行(奈良県奈良市)はゴールデンウィーク明けの5月7日から開始し、9月30日を終了予定にしている。帝人株式会社(大阪府大阪市)も5月1日から10月31日までを予定し、昨年の6月から9月の4ヶ月間であった「クールビズ」期間を6ヶ月間に延長する。いずれも開始時期を昨年より1ヶ月ほど前倒ししている。
トヨタ自動車(愛知県豊田市)もゴールデンウィーク明けの5月7日から始める。終了予定は10月末。アイシン精機株式会社(愛知県刈谷市)や豊田通商株式会社(愛知県名古屋市)は5月1日から、株式会社デンソー(愛知県刈谷市)や豊田合成株式会社(愛知県清須市)、トヨタ紡績株式会社(愛知県刈谷市)は5月7日にスタートと、トヨタグループ各社も開始時期を前倒しして実施する。
自動車業界は自家発電でも対応
自動車業界は昨年の「土日操業」については行わない方針で、三菱自動車工業株式会社(東京都港区)の益子修社長は4月26日に行われた2012年3月期決算会見の席上で、「効率が悪く、従業員を含めて評判がよくなかった」と説明した。三菱自動車の京都エンジン工場では7月から自家発電を行い、トヨタ紡績の主力工場である猿投工場では7割の電気を自家発電でカバーする。そのほか、あちこちで自家発電比率を高めることが検討されている。
トマト銀行
http://www.tomatobank.co.jp/