フランスの最高芸術を日本の東芝が照らす
仏サイト「Le Journal des Arts.fr」は、5月28日の記事の中でルーヴル美術館の照明システム改修工事についてレポートしている。2010年からルーヴル美術館は東芝と提携し、照明器具を元来のハロゲン電球からより消費電力の少ないLED電球に交換するプロジェクトを進めてきた。
第一段階では、ナポレオン広場、ピラミッド、ピラミディオンといった建物外観の照明がLEDとなった。東芝の最新技術によって、省エネ、環境負荷低減を実現し、消費電力は73パーセントも削減可能となった。
いよいよ内部も
照明改修プロジェクトの第二段階は館内、主要展示ブースにまで及ぶ。かの有名な「モナ・リザ」の展示室をはじめ、2013年までにはロマン主義絵画ドラクロワ、ジェリコーなどのモリアンの間、そして「ナポレオンの戴冠」のダリュの間の照明も交換される。「ナポレン・ホール」(エントランス)の工事は2014年の完成が予定されている。
フランスの文化財や建築、遺産に関する団体はこのプロジェクトに対し、芸術的な観点からの完璧さを維持したい意向から、引き続き慎重に対応していくと述べている。今回の大規模改修にあたって、東芝では、照明の形状、設置角度、明るさ、色調の専門的な研究を行ったということである。
Le Journal des Arts.fr
http://www.lejournaldesarts.fr/site/archives/docs_article/100831/un-nouvel-eclairage--etnbspecologiqueetnbsp--pour-la-joconde.php東芝ルーヴル美術館照明改修プロジェクト専用サイト
http://www.toshiba.co.jp/lighting/jp/project/louvre.htm