巨大なソーラー・タワーが電力を供給
5月26日、エコ・フレンドは、ネバダ州に存在する巨大なソーラー・タワーについて以下のように報告している。
州政府基金の助成を受けて建設中の巨大なソーラー・タワーは、ネバダ州、トノハ北部の砂漠地帯に位置し、建設工事も最終段階を迎えている。
その600フィートもある太陽電池が組み込まれた高層建造物は、近隣の家庭に十分な電力を供給することができる。砂漠の真ん中に位置する巨大なコンクリートの柱身は、ひときわ目立った姿でそびえ立っている。
ソーラー・タワー発電の仕組み
その働きについて言えば、鏡の海に周囲を囲まれ、タワーへ光と熱を集中させる仕組みになっている。ソラー・タワー“クレッセント・デューン”と呼ばれるこのソーラー・タワー発電所は、砂漠の真ん中で、強力な熱と遮るもののない直射日光を利用し、電力を生産する。
その周囲に設置されている”ヘリオスタッツ”と呼ばれる、1万個の鏡のお蔭で、太陽からの光がタワーに集められる。その結果、膨大な量の電力が発電できるとソラー・リザーブ・コンストラクションのマネジャーであるブライアン・ペインター氏は述べている。
太陽からの強い直射日光は、融解塩を詰めたチューブを通り移動する。結果、タワーは、曇っていても十分な電力を生産できる。
この刷新的な技術は、太陽電池を使って発電するという大きな試みを成功に導いたのである。溶岩のようにドロドロの塩の流れが、巨大な電池の役割をするので、曇っていても発電が可能になるのである。
何億ドルもかけて造られるこのソーラー・タワーは、安全で地球環境に配慮した石油電力の代替発電として、政府基金の助成を受け、建設されたものである。
報告によると、現在政府によるこのプログラムは、すでに終了してしまったので、政府基金の助成を受けて建設される太陽発電プロジェクトは、このソーラー・タワーが最後のものとなる。
とにかく、”クレッセント・デューン”は、この種のソーラー・パネル・タワーの中では、最大のものであり、大量の電力を発電することのできるタワーなのである。
Huge solar tower in Nevada to generate power for household users : EcoFriend
http://www.ecofriend.com/huge-solar-tower-nevada-generate-power-household-users.htmlTonopha Solar : Project Summary
http://www.tonopahsolar.com/