要人から感嘆の声
去る5月22日、国際生物多様性の日にあわせて、ロンドンでNGO主催のユースサミットが開かれ、12歳から14歳の子どもたちが地球環境問題について、話し合った。
このイベントは、イギリスのNGO、ズーロジカル・ソサイエティ・オブ・ロンドン(ZSL)が、来月ブラジルで開かれるリオプラス20(国連持続可能な開発会議)への関心を高めるために、企画したもの。
7つの学校から代表の子どもたちが参加し、リオプラス20の形式にならって、ディスカッションなどを行った。子どもたちは、話し合いの成果を「私たちが望む未来」と題したレポートにまとめ、解決策を提案。出席した政府の要人は「子どもたちの声からはたくさんのヒントが得られた。この声をリオの会議でも伝える」と語った。
よりよい地球をつくる誓い
参加者の子どもたちは「よりよい地球をつくる誓い」にもサインした。この誓いは、ZSLらが起草したもので、種の絶滅を防ぐ、環境汚染を減らす、海洋資源を守り育てるなど、地球に負担の少ない持続可能な生活をしていくことを誓っている。
ZSLは、この誓いをリオでも発表し、各国のリーダーに署名を求めるつもりだ。すでにこれまで2000人以上がこの誓いに署名しており、フェイスブックでも、署名を呼びかけている団体もある。
ZSLのスタッフは、「会議の席で子どもの声に関心を持つだけでなく、ぜひ行動に移してほしい」と語る。
ズーロジカル・ソサイエティ・オブ・ロンドン
http://www.zsl.org/about-us