ごみ処理場からバイオガス
クリーンエネルギーやバイオガスの開発を手がけるイギリスのENER-G社が、ルーマニアの首都ブカレストに新しいオフィスを開設。マーティン・ハリス英国大使立ち会いのもと、落成式が行われた。
マンチェスターに本社を置くENER-G社は、1980年の創業以来、エネルギーコンサルタントや地熱発電、ごみ発電などの再生可能エネルギーの開発を行ってきた。現在、17か国に780人の従業員がいて、名実ともにイギリス、世界の新エネルギー業界をけん引する企業だ。
世界最長規模のパイプラインを
ENER-G社は、3年前にごみ処理場からメタンを取り出して、バイオガスをつくるプロジェクトを立ち上げた。このバイオガスは、パイプラインで発電所や工場などに送り、プラントの稼働や温熱に利用することができる。
ENER-G社は今回進出したルーマニアでもこのプロジェクトを進めていく予定で、将来的には、世界最長規模のバイオガスのパイプラインを敷設することを計画している。
ENER-G社は東欧の中心にあり、変化の激しいルーマニアの市場に進出することで、社内により強力な宣伝、技術チームを築き、クリーン技術の開発を加速させることができるはず、と意気込んでいる。
ENER-G社
http://www.energ.co.uk/