電力供給・発電所建設のほか、子どもたちの成長支援も
株式会社東芝(東京都港区)は、福島復興ソーラー株式会社による
南相馬ソーラー・アグリパーク事業に賛同を示し、1億円を出資することを発表した。
<福島復興ソーラーの概要>
1.会社名:福島復興ソーラー株式会社
2.設 立:2011年9月16日
3.資本金:1500万円
4.代表者:半谷栄寿
5.事業内容:太陽光発電所の建設、電力の供給、体験学習による子供たちの成長支援と交流
南相馬ソーラー・アグリパーク事業は、太陽光発電を福島県南相馬市にて行い、発電した電力を同一敷地内の植物工場などに供給するもの。東日本大震災後の福島県の復興を目的とする発電事業とともに、地域交流事業を行う。
電力供給の技術関連だけでなく、子どもたちの成長支援や交流も事業内容とする。
具体的には、太陽光発電の仕組みに関する学習、農業体験などを行い、次世代の情操教育と成長をサポートしながら地域交流を図る考え。
発電開始は、2013年春の予定。
復興支援のための「東北 ASHITAプラン」
東芝は、同事業への出資を決定した理由として、「地産地消の自然エネルギーを利用して、農業の復興に貢献できること」、「子供たちの成長支援や交流に寄与できること」などを挙げている。
同社は、被災地域の自立支援などを目的とする復興支援プラン「東芝 東北 ASHITAプラン」を企画。地域産業の復興や被災地内外の人の交流などに積極的に協力する。
同企画をはじめ、平成24年度は奨学金の支給も含め、5億円規模の支援を検討。今後も、息の長い支援活動を行っていく考えだ。
福島県南相馬市における太陽光発電事業への出資について|東芝
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2012_05/pr_j2901.htm東芝、「南相馬ソーラー・アグリパーク」に資本参加|環境ビジネス
http://www.kankyo-business.jp/news/002341.php