リオ+20に出席のためブラジルへ
6月11日付フランスサイト「ouestfrance-entreprises.fr」は、仏自然派コスメブランド「イヴ・ロシェ」の代表であるジャック・ロシェ氏のインタビューを掲載している。氏は2012年6月20日からブラジルのリオ・デ・ジャネイロで開催される「国連持続可能な開発会議」(RIO+20)に出席のため16日にブラジル入りする。
20年前の地球サミット開催時には、フランスからの参加はわずか4社のみで、そのうちの1社がイヴ・ロシェであった。氏はもともとアマゾンの森林保護を行っており、後に本格的に地球規模の環境保護活動に関わるようになってゆく。現在、地球上では15年ごとに人口が10億人増加する傾向があるいっぽう、相変わらず消費型の社会である。氏はこの様子を「プレデター(捕食者)」のようだ、と述べている。
「木を植えた男」は物語ではなかった!
かの有名は「木を植えた男」は実話ではなかったという逸話は有名であるが、ジャック・ロシェ氏の活動を見れば「木を植えた男」とはまさにこの人のことではないか、と思わずにはいられない。植樹を通し環境保護に取り組み、さらに僻地の小さなコミュニティーの雇用創出にも熱心に取り組む。
「わが財団では2015年までに5000万本の植樹を行います」と氏は公約しており、その活動の原点は3700本の植樹に貢献した経歴を持つワンガリ・マータイ氏(ナイロビ大教授、環境保護活動家、ノーベル平和賞受賞、2011年没)との出会いだったという。ジャック・ロシェ氏はすでに国連、NGO団体とともに、ウクライナで20万本、ポーランドで30万本、フランスで100万本などの植樹を行っている。
現在はブルターニュ、モルビアン県ラ・ガシイの市長をつとめており、街に自然エネルギーを取り入れ雇用創出とクリーンな生活を熱心に追求している。
ouestfrance-entreprises.fr
http://www.entreprises.ouest-france.fr/YVES ROCHER
http://www.yves-rocher.fr/control/main/La Gacilly
http://www.la-gacilly.fr/