10%以上の省電力効果。新幹線はやぶさの天井にも採用
大日本印刷(DNP)は7日、新開発の省エネ型金属パネル『高反射光拡散 エリオ』を、同日から発売すると発表した。節電による照度不足や指向性のあるLED照明での明暗差を補うのに有効なもの。
同商品は、自然光や照明光を映りこみなく間接光に換え、空間の隅々まで効果的に反射・拡散させて照度を上げることで、従来の金属板に比べ10%以上の省電力効果がある。このため、オフィスビルやホテル、鉄道車両、商業施設などの内壁や天井、照明ユニットなどに最適という。
これは、表面に施した微細な凹凸が光を効率的に反射し、広範囲に間接光を拡散させる白色の金属パネルで、鋼板のほか軽量化目的のアルミ板などを基材としていて、温かみのある手触り感がある。建築基準法での不燃材であり、東北新幹線「はやぶさ」等の車両天井にも採用されている。
同社は今後、設計や建設関連企業などに販促していくとともに、太陽光や熱などの自然エネルギーを効率的に活用する、断熱性や遮光性に優れた建材製品の開発を進めていくとしている。
発表記事
http://www.dnp.co.jp/news/10032211_2482.html大日本印刷株式会社(DNP)
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