住友林業グループの現地法人が「EECA賞」2部門で優秀賞受賞
住友林業株式会社(東京都千代田区)は6月15日、同社の100%出資会社であるニュージーランドの建材製造会社“Nelson Pine Industries Ltd.(NPIL社)”が、卓越したエネルギー効率性と再生可能エネルギーの技術革新を表彰する“EECA賞 2012”において、2部門で優秀賞を受賞したと発表した。
EECA賞とは、ニュージーランド政府がエネルギー効率化の推進を目的として設立したEECA(エネルギー効率局)によって運営され、民間部門と政府機関がスポンサーとなり、毎年開催される大会。NPIL社は、大企業部門とエネルギー管理部門の2部門で優秀賞を受賞。燃料用木材の利用削減および電力使用量の削減を達成した点が評価された。
ニュージーランドの電力不足を軽減
NPIL社が位置するニュージーランド南島はほとんどの電力を水力発電に依存しており、降雨量が少なくなり、寒さで電力需要が高まる冬場に関しては電力不足に陥りやすく、水力発電所以外に火力・ 地熱・風力発電所がある北島から電力供給しなければならないケースがある。
同社が電力使用量の削減に取り組むことで、南島のエネルギー供給の負荷を取り除くことに繋がる。
同社は持続可能な社会に貢献する住友林業グループの企業として、地域に根ざした環境配慮の取り組みを今後も続けていく方針。
住友林業「ニュースリリース」
http://sfc.jp/information/news/2012/2012-06-15.html