今日、ドライヤー使った?
南ドイツに位置するロイトリンゲンの学校で、15日金曜日、「学校-今日は電気なし」プロジェクトが実施された。このプロジェクトは、学校内の作業グループにより企画・実行されたもので、いかに電力が日々の生活で重要なのかを認識させ、人々を省エネへの取り組みに動かすことを目的としている。
(画像はイメージ)
この日、学校では通常の授業も行われていたが、多くの電灯や電化製品のスイッチは切られたままだった。学校の事務室、秘書室、トイレ、それに薄暗い廊下だけは、安全性の問題から電灯をつけることが義務化された。
関心を呼び起こすことが重要
建物のエントランスには、生徒たちが手作りのマフィンやケーキなどを販売し、また建物の中庭など大きなピンボードが設置され、再生可能エネルギーや温室効果ガスなどに関する情報を提供した。
さらに、校内にのいたる所に、「今日、ドライヤー使った?」「今日、電灯点けた?」など、生徒たちに省エネを考えさせる言葉が書かれた紙が貼られた。
また、発電機の取り付けられた自転車で発電体験できるコーナーや、プールの10回券や映画館の入場券などを賞品としたクイズが人気があったとのこと。
学校側のもう1つの省エネへのモチベーションは、節約したエネルギー費用の45%を、ロイトリンゲン市が学校に対し現金で支給してくれることだ。
Suedwest Presse
http://www.swp.de/reutlingen/lokales/reutlingen/Heute-schon