もしあなたが「リッチ」なら、奮発してみては?
「無人島に住んでみたい」と考えたことのある人は少なくないのではないだろうか。6月26日付フランスサイト「metr」において、夢のような「人工浮き島」のプロジェクトが紹介されている。この「島」は大変ラグジュアリーであるだけではなく、細部にまで環境に配慮されて設計された、まさに近未来的なリゾート物件なのである。
オーストリアの企業「Orsos Island」が、大富豪向けに(!)この人工の浮き島をアピールしている。この37m×20mの浮き島は船ではないので、浮かんでいたい「目的地」までは曳航してもらわなくてはならない。今のところ設定されている価格は……520万ユーロ、日本円で約5億2千万円(!!)である。「ヨットや高級ホテルよりは少々お高いが、最高にエキゾチックなのでは?」とこの記事にはジョークも掲載されている。
発電も!浄水も!植物だって植えられる!
この浮き島内で使用するエネルギーは全て自家製だ。ミニ風車と160㎡のソーラーパネルで発電する。また取り込んだ海水は脱塩され、使用済みの水は浄化される。植物を植えることのできるスペースまでありながら、十数人と乗組員が収容可能な広さだ。
プロジェクトは現在はまだ構想段階でどのモデルも実際には出来上がっていない。しかし第1号の島は2年後には完成予定だという。Orsos Islandによるとオーストラリアをはじめアメリカ、中国にいたるまで世界各地から注目されており、既にプレオーダーも入った、とのことである。
庶民には夢のような話なのであるが、企業側ではプロジェクトの動画も提供しているので、想像力を膨らませながら楽しんでみるのも一興ではないだろうか。
metr
http://www.metrofrance.com/Orsos Island
http://orsosisland.com/