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絶滅危惧種、スマトラ・サイに赤ちゃん誕生

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絶滅危惧種、スマトラ・サイに赤ちゃん誕生

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インドネシア・スマトラ・サイ・サンクチュアリーで、サイの赤ちゃん誕生
6月23日(土)12時40分、インドネシア、スマトラ・サイ・サンクチュアリーで、初めてサイの赤ちゃんが誕生した、と国際サイ基金は伝えている。

スマトラ・サイ
大人のメスのサイ、3頭のうちの1頭、Ratu(ラトュ)に60ポンド(約27kg)のオスの赤ちゃんが誕生した。

Ratuにとって初めての出産であり、同時に、インドネシアのこのサンクチュアリーで生まれた初のスマトラ・サイの赤ちゃんでもあった。

世界中のサイ・サンクチュアリーで、たった5頭しかサイの赤ちゃんの誕生は、確認されていない。

インドネシア農林省の生物保護区、管轄責任者であるナビアント・バムバング氏は、下記のように述べている。
「これは、本当に歴史に残る出産だった。なぜなら、このスマトラ・サイは、絶滅寸前を危惧されている動物だからだ。」

生物学者たちは、世界には、インドネシアとマレーシアのサバ州に150頭から200頭のスマトラ・サイが生息するのみだと言っている。
平均16時間という長いサイの妊娠期間
このサイの赤ちゃんは、16か月の妊娠期間の後、誕生した。アフリカ・サイやアジア・サイの種でも平均で 16か月の妊娠期間があるそうだ。

インドネシアの獣医、デディ・チャンドラはチンチナティ動物・植物公園のテリー・ロス獣医の力を借り、ラトュの妊娠を毎日管理し、出産させたという。

このテリー・ロス獣医とは、他の動物保護区でスマトラ・サイの出産を成功させた経歴があり、赤ちゃんサイの父親、アンダラスも彼の手によって、生まれた。

このサイの赤ちゃんは、出産に備えて特別に作られた囲い(ボマの中)で誕生したが、ラトュとその赤ちゃんサイは、比較的自由で、小さな森に行き来できるようにされている。

スマトラ・サイ
*写真はイメージです。Photo By Arno and Louise Wildlife
24時間の監視カメラ下で見守られる絶滅危惧種
現在、健康と安全上の理由で、母子は24時間の監視カメラ下に置かれている。

お世話係と獣医たちは、絶滅の危惧種の貴重な出産であったため、この母子のサイを数ヶ月先まで監視下に置き、出産時のケアや幼児の発達などの重要な情報を集めていく予定だ。

外部リンク

International Rhino Foundation
http://www.rhinos.org/news-room/first-baby-born-at-the-
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