一時は、原発20基分以上を!
5月25・26日、ドイツの太陽光発電量が一時は2200万キロワットを超え、史上最大の発電量を記録したことが分かった。
両日を通じて天候に恵まれたこともあり、ドイツの電力需要の実に50%近くが、太陽光発電でまかなわれた形となった。これは
原発20基分の出力を超える発電量!ピークが重なり合うのが強み
脱原発に熱心で、エコ・エネルギー大国であるドイツは、年間電力需要の20%程度を、再生可能エネルギーで生み出している。そのうち太陽光発電の供給は約4%と、それほど高い割合ではない。
しかし、太陽光発電のメリットは、発電量が最大に達する時間帯が、電力需要のピーク時に重なりやすい点にある。
IWR(国際経済フォーラム再生可能エネルギー)所長のノルベルト・アルノッホ氏は、
過小評価されがちな点だが太陽光は電力需要が最も大きくなる正午ごろにかなり大きな電力を供給できるので、費用がかかるピーク負荷発電所の使用が減ったり、全く使用されなくなったりしている
とコメントしている。IWRは、
電力需要が最大になる時間帯に発電量のピークが来ることの意義は特に大きい
としている。
近年、ドイツは太陽光発電の設備を相次いで増設しており、今後、再生可能エネルギーの運用に関する動きは、さらに加速するものと見られる。
ドイツの太陽光発電、新記録を達成 一時2200万キロワット超える|AFPBB News
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/