省エネニーズに応える高感度人感センサを新発売
オムロンは27日、赤外線を検出する高感度のサーマルセンサを、6月30日から発売すると発表した。同社独自のMEMS技術を検出部に用いた非接触温度センサとなる。
電力需給問題から省エネのニーズが家庭やオフィスで高まっており、特に照明や空調は、消し忘れ防止や人の在席時のみ自動的に点灯・動作させるニーズが増えている。さらにスマートハウスの展開にも、重要な要素と位置付けられている。
人感センサはこれまで、一般的に焦電センサが採用されているが静止人物を検出できない問題があった。今回開発したサーマルセンサは、温度検出が可能なため静止人物の検出ができ、また室内の温度監視も行える。このほかFA用途でも、設備の異常温度検出によるライン停止や災害の未然防止も期待できる。
同社は、新商品が身の周りの省エネ家電製品やBEMS、HEMS、そしてFA用途までの幅広いアプリケーションに対して貢献することを目指すとしている。なお、7月11日から13日まで東京ビッグサイトで開催される「第23回マイクロマシン/MEMS展」にこれを出展するとのこと。
製品の詳細
http://www.omron.co.jp/ecb/index.html発表記事
http://www.omron.co.jp/press/2012/06/e0627.htmlオムロン(株)
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