フライングバイク、8月にも初飛行か
6月27日付フランスサイト「atlantico」では、チェコのエンジニア達が開発中の空飛ぶ自転車「FBike」についてレポートしている。その初の試運転は8月を予定しているという。
普段自転車に乗っていて、車からクラクションを鳴らされたり、他人と接触しそうになったり……とヒヤヒヤしたりウンザリした経験はないだろうか。「空飛ぶ自転車で人々の頭上を飛んで移動できますよ」とは、チェコのプロジェクトチームによる突飛なアイディアだ。
垂直離陸可能、動力はリチウムポリマー電池
長さ3.5m、幅2.5m、重量85kgのFBikeには、全部で6つのプロペラが装備されている。前後には互いに反転する一対ずつのプロペラが、サイドには一枚ずつのプロペラが付いている。足で思い切り漕がずとも垂直離陸が可能だということである。動力源である20kgのリチウムポリマー電池(電池の電解質にゲル状ポリマーを使用した充電可能な電池)は、自転車全体の重心が狂わないようにサドルの下に取り付けてある。
プロジェクトは未だ試作段階であるが、初のフライトを8月に予定しているそうだ。5分程度の飛行が可能で、自転車自体の連続動作時間は30分から50分であり、時速50kmまで出せるという。モーターの動力配分は前後のプロペラに10kW、サイドのプロペラに3.5kWとなっている。
もし実用化されたなら、ラッシュアワーに優越感に浸れることは間違いなさそうである。
atlantico
http://www.atlantico.fr/FBike
http://www.designyourdreams.cz/