残りカスが電気に変わる!
7月21日付海外サイト「leralnet」では、セネガルにおいて先月稼働が開始されたバイオマス発電所についてレポートしている。セネガルのニヤハル近くの人口が千人にも充たない地区で、農業残滓(のうぎょうざんし:農業を行う段階で出る藁や植物の茎、殻など普通は廃棄される部分)を原料として活用した発電が始まった。
農業残滓を活用した発電所としては最初のモデルであるため、エネルギー担当大臣が訪れこの発電所の運行状況を視察した。技術面や経済面で国内の他の地区でも実行可能かの判断材料にするということだ。
※画像はイメージです完全なる再生利用可能エネルギー
この施設で発電の原料として使われているのは落花生の殻と粟の茎である。かつては全く使い途のなかったものであるが、今では大変貴重なエネルギー源だ。
発電後はさらに農地の肥料としても再利用される。
発電量も充実しており、公共電灯などにも電力を供給可能であるということである。日本でも行われているこのバイオマス発電だが、セネガルと日本では少々状況が違うようだ。日本においてはしばしば原料の安定供給、または価格が問題視されたりとなかなかメジャーにはならないのが現状のようである。
leralnet
http://www.leral.net/