日照に恵まれた国の再生可能エネルギー
ヨーロッパの主要放送局のテレビニュースを伝えるニュース専門チャンネルのeuronewsが、モロッコの再生可能エネルギー施設をレポートしている。モロッコは石油資源が乏しく、、国内のエネルギー需要のほぼ全体(97%)を輸入で補ってきたが、現在、自給自足へ向けて新たな道を探っている。
年間晴れ日数が300日を超えるモロッコのアイン・ベニ・マタールに、熱および太陽エネルギーの複合施設が建設され、創業している。この施設のシステムは原則的に、2基のガスタービンとソーラー施設からなり、これらが生み出す蒸気が、エネルギーを生産する蒸気タービンを回すというもの。
国内エネルギー需要の20%を再生可能エネルギーで
発電所全体の現時点での発電量は472メガワット、うち20メガワットがソーラー施設によって発電される。この発電量は、モロッコ全体のエネルギー需要のおよそ10%に相当する。
将来的には、マグレブ-ヨーロッパ間のガスパイプラインによって、施設で使用される天然ガスが供給されることになる。この施設により、モロッコは最大で年間12,000トンの灯油を節約することができ、さらに35,000トンのCO2排出を削減することができるとのこと。
モロッコでは2020年までに、国内のエネルギー需要の20%を再生可能エネルギーでカバーする計画だ。
この施設を紹介するビデオは下のリンクから。英、仏、独、西、伊など、9の言語に変更が可能。
euronews
http://de.euronews.com/2012/07/31/erneuerbare-energie-fuer-marokko/