緑のエネルギーは万能だった
7月25日付海外サイト「zegreenweb」では、海藻を使用した浄水とバイオマスエネルギー生産についてレポートしている。フランスの企業「Ennesys」は、実現は難しいとされていた省エネと浄水という二つの作業を同時に行える技術を開発し注目が集まっている。
Ennesysによると、ソーラーパネルのような形状のプラスティック製のパネルに排水と極小の海藻を混入し日光にあてると、光合成の作用によりかなり短時間で海藻が繁殖し、その海藻が排水を浄水していくという仕組みなのだそうだ。
浄水してエネルギーもつくる!
海藻が繁殖して排水が浄水される際にバイオ燃料も作られる。10 000メートル四方のパネルからおよそ150トンもの海藻ができ、そこから約70トンのバイオエネルギーができるのだという。また残った残滓(ざんし)も乾燥させ、それを燃やし発電できるのだという。
もし大きな建物をこのパネルで覆ったとすると、80%ほどのエネルギー消費をカットしたうえに、80%の節水も可能であるとのことだ。
zegreenweb
http://www.zegreenweb.com/Ennesys
http://www.ennesys.com/