夏フェスに野外フェス、チャリティーコンサートだって実は電気を大量消費
夏は音楽コンサートの季節である。たくさんの人々がお目当てのアーティストを一目見ようとコンサート会場へと出かけてゆく。節電節電と言われて久しいが、野外フェスティバルやライブの会場は節電とはあまりにもかけはなれた状況にある。たくさんの照明、大音量、舞台装置……。つまりそこでは大量の電気(日本ではほとんどの場合、火力発電由来、または原発由来の電力であろう)が消費されているのだ。
※画像はイメージですアンプだってソーラーパワー仕様
ドミニク・ボリンジャーさんはスイスのイベルドンの高等技術学校の先生だ。先生は生徒とバンドを組み、企業に技術面でサポートしてもらいながらスイス内でコンサートを開いた。その際、コンサートで使用する電力はすべて太陽光発電でつくられたエネルギー。スイス内を4カ所周りモントルーという街でフィナーレを迎えたこのコンサートで、先生たち一行は「4人家族の1か月分の消費電力」を節約できたとのことである。
「ソーラーツアー」という名のこのコンサート。先生たちは「どのくらい節電できるか」というチャレンジと「音楽を楽しむ」という二つのことがらを上手に融合させた。ソーラーパワー仕様のアンプは従来品に比べると消費電力は7〜8分の1程度しかないという。リンク先では楽しそうな先生の画像を閲覧できるので、ぜひのぞいてみていただきたい。
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