ソーラーパネル、風力発電、エッフェル塔が生まれ変わる
フランス、パリの代表的モニュメントであるエッフェル塔。1889年のパリ万博のためにギュスターヴ・エッフェルによって建造された。海外サイト「canoe.ca」は、「エコなエッフェル塔」に生まれ変わるための工事についてレポートしている。
今回の改装工事では、ソーラーパネルや風力発電装置を設置する。それらによってエッフェル塔の運営に必要なエネルギーの一部を生産する予定である。1889年生まれの「老女」は、今まさに「現代美人」になるべくお化粧直し中だ。
スリリングに面白く、かつエコに変身
地上から57メートルの高さにある第一フロアは今のところそれほど入場者はいない。そこで、今回の改装ではこのフロアの周りをぐるりと囲むように透明版でできた通路を空中にせり出すように設置することになったそうだ。怖いもの見たさの観客がどっと押し寄せることだろう。
またソーラーパネルとミニ風車の設置も予定されており、さらには雨水を集めて再利用する設備まで整えるのだという。エッフェル塔の運営会社によると、今回の工事の目的は、エッフェル塔のエネルギー支出の30%改善とのことである。
パリ、そしてフランスのシンボルであるエッフェル塔は、「持続可能な開発」の良きモデルとして、これからも多くの人々を魅了することであろう。
canoe.ca
http://fr.canoe.ca/
エッフェル塔オフィシャルサイト
http://www.tour-eiffel.fr/