グルコースから作られたエコな歯ブラシ
8月8日付海外サイト「MarcelGreen.com」にて、なんともポップでかわいらしい歯ブラシが紹介されている。カナダで発売されたこの歯ブラシ、なんと糖からできているというのだ。歯を磨いて虫歯予防…...のはずであるが、糖で磨いたりしたら虫歯にならないのであろうか!?
カナダのブランド「World Centric」が発売したこの歯ブラシは、小麦、ビート、サトウキビなどさまざまな植物から採取したグルコースをベースにした「インジオ」と呼ばれるバイオプラスチックからできている。そのため、使用後は自然分解が可能なエコロジーな商品なのである。
大量に廃棄される歯ブラシ
現在、World Centricのマーケットは北アメリカに集中している。アメリカでは毎年4億5千万本もの歯ブラシが廃棄されているというデータがあるので、バイオプラスチックでできたこの歯ブラシの最初の市場としては好ましいのかもしれない。
しかしながら、先端のブラシの部分はまだナイロン製であるということで、本体全てが自然分解可能であるとはいえない。この点について製造者は、歯ブラシから全ての「炭素の軌跡」(すなわち化学物質のこと)を消し去りたいと考えており、パッケージにまでバイオプラスチックを使用する徹底ぶりだ。
使用後の歯ブラシについては、もし歯ブラシを埋めるコンポストや庭が無いのであれば、プリペイドの封筒に歯ブラシを入れてWorld Centric 宛てに送れば処理してくれるということである。
MarcelGreen.com
http://www.marcelgreen.com/World Centric
http://www.worldcentric.org/