4区で相互利用
株式会社NTT ドコモと株式会社ドコモ・バイクシェアは、2015年12月15日、東京都内4区(千代田区、中央区、港区、江東区)で提供している自転車シェアリングを、今後、区境を越えて相互利用するために広域実験を実施すると発表した。
広域実験は2016年2月1日~4月30日の実施を予定している。登録した会員は4区内の自転車サイクルポート116カ所にて自転車1,115台(2015年12月1日現在)の貸出・返却が可能となる。一部のサイクルポートで制限があるが、営業時間は基本的に24時間、年中無休となっている。
この広域実験で貸出・返却がスムーズに行える運営体制を検証し、相互利用への移行を検討する。
また、自転車安全利用キャンペーンとして、実験開始時に会員にヘルメット、自転車安全利用リーフレットを配布するなど、自転車を利用する際の安全性確保にも取り組む予定である。
貸出・返却が容易なシステム
ドコモバイクシェアシステムは、自転車本体に通信機能、GPS機能、遠隔制御機が搭載され、自転車の位置情報をリアルタイムにつかめる上に、自転車の貸出・返却の制御や電動アシスト機能のバッテリー残量の把握ができる。今後は走行履歴を分析して、利用者に情報提供することも考えている。
自転車の操作パネルにはICカード対応のカードリーダーが搭載され、ICカードやおサイフケータイ対応の機器をかざすと、貸出・返却が容易に行える。会員情報サイトでは貸出可能な自転車情報の確認や予約ができ、無人型登録機からは会員登録、1日パスの購入ができる。
(画像はプレスリリースより)
株式会社NTTドコモ・株式会社ドコモ・バイクシェア プレスリリース
https://www.nttdocomo.co.jp/