充電スポットでケーブルなし給電
株式会社IHI(以下、IHI)は、2016年3月7日、電気自動車向け非接触給電システムの実証実験を三井ホーム株式会社(以下、三井ホーム)のスマートハウスMIDEASで実施すると発表した。
非接触給電システムは充電スポットに停車するだけで電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド(PHV)への充電ができ、車外から降りてケーブルにつなぐ必要がない。EV・PHVの利便性を高め、これらの普及に貢献することが期待される。
戸建住宅での給電を検証
IHIは三井ホームと共に戸建住宅での非接触給電について2012年から検討を重ねてきた。今回の実証実験は総務省から高周波利用設備の許可を得て、開発した非接触給電システムを三井ホームのHEMS(家庭内エネルギー管理システム)に接続する。
戸建住宅にて、電気自動車用の普通充電器に相当する充電電力3.3kWで給電するという実験で、周囲の住宅や既存機器、電源系との共存評価やHEMSとの接続評価、設置性評価などを検証していく。その結果を基に2、3年後の実用化に向けて、さらに開発を進める計画である。
同社は、非接触給電システムをIHIグループのインフラ製品と組み合わせるなどして、新たな製品やサービスを創出することも視野に入れている。
(画像はプレスリリースより)
株式会社IHI プレスリリース
http://www.ihi.co.jp/