新品部品よりCO2排出量を削減
NGP日本自動車リサイクル事業協同組合(NGP)は、富山県立大学、明治大学と産学共同で取り組んできた研究成果として、自動車の修理の際に新品の部品よりリサイクル部品を使用した方がCO2削減効果があることを明らかにした。
この研究は「自動車リサイクル部品による環境負荷低減効果の研究」で、CO2排出量の差を数値化して、リサイクル部品の削減効果に理論的根拠を提示したもの。研究成果はホームページ「NGPエコプロジェクト」で公開している。
リサイクル部品の利用拡大に向けて
NGPはリサイクル部品の利用拡大を図るため、これまでにNGPエコひろば、ベルマーク運動、ラジオCM、環境展エコプロダクツ出展などの活動を行ってきたが、一般ユーザーのリサイクル部品に対する認知度はまだ低いととらえている。
そこで、リサイクル部品がなぜ環境にやさしいのかを周知する目的で、3年間の共同研究に着手した。NGP組合員38社の協力を得て、1台につき50部品の重量・素材を車輛39台、27車種を対象に調査した。その結果、部品・車種ごとのCO2削減効果値を算出することができた。
今後、NGPは継続調査で部品数を増加すると共に、部品に導入される新素材にも対応し、リサイクル部品の活用に向けた啓蒙活動に反映していく考えである。
(画像はプレスリリースより)
NGP日本自動車リサイクル事業協同組合 プレスリリース
http://www.ngp.gr.jp/press/p_news/42.phpNGPエコプロジェクトホームページ
http://www.nepp.jp/