新しい飲料用紙紙容器
大日本印刷株式会社(DNP)は、バイオマス度が98%になる飲料用紙容器『L-Bio(エル-バイオ)カートン』を開発、12月に飲料向けの包装材として発売する。
L-Bioカートンは、植物由来原料のポリエチレン樹脂(バイオマス度95%)をFSC森林認証紙の表裏にラミネートしたことで、容器全体のバイオマス度98%を達成している飲料用紙容器。
森林認証とは森林管理協議会が運営する国際的な認証制度をいう。この環境配慮型の液体紙容器は、インキを除くとほぼ100%のバイオマス化を実現した製品となっている。
環境を配慮したL-Bioカートン
石油由来の原料を植物由来のバイオマスポリエチレンに置き換えたため、L-Bioカートンは接着性などの性能を維持しながら、石油使用量を削減することができた。
この製品1個を製造するにつき、石油由来ポリエチレン樹脂を原料にした従来品よりも、CO2排出量が約14%削減される。また、さまざまな飲料用容器に適用でき、これまでと同様にリサイクルも可能だ。
L-Bioカートンを導入した企業は、FSCの認証ラベルを付与されるので、環境への意識が高いことを示せる。バイオマスマークは日本有機資源協会によって認定され、表示は10%きざみのため「90%」と表記される。
同製品は「TOKYO PACK2014(2014東京国際包装展)」のDNPブースに10月7日(火)~10月10日(金)に出展される。会場は東京ビッグサイト。
大日本印刷株式会社プレスリリース
http://www.dnp.co.jp/news/10103302_2482.html