操業コストを削減
株式会社ブリヂストンは省エネルギー性能を付加した難燃性コンベヤベルトを開発、全世界に向けて発売した。
資源、エネルギー開発や各種プラントの現場でも高効率、コスト削減が求められている。ベルココンベヤの操業に関しては、ベルトがローラーを乗り越えるときに生じる抵抗(ローラー乗り越え抵抗)が最大のエネルギーロスであることは知られている。
同社はローラー乗り越え抵抗に着目、低燃費タイヤの開発で培ったゴム材料開発技術を応用して、災害を防止する難燃性はそのままに、省エネルギー性能をもつコンベヤベルトを実現した。
新製品により操業コストの削減が期待でき、石炭搬送を行う鉱山や港湾、発電所などコンベヤベルトを用いる現場での活用が想定される。
ビートロン
同社は国内向けに省エネルギーコンベヤベルトの「ビートロン」を販売している。ビートロンは、ベルト走行時に発生するさまざまな抵抗や操業時のエネルギー消費を削減するコンベヤベルトとして開発された。
通常のコンベヤベルトと比べて、乗り越え抵抗を50%以上削減し、消費電力はコンベヤの条件で異なるが、数%~40%削減する。ベルトの耐摩耗性、耐カット性、ケークフリー(付着防止)性は従来通り。最も効果的なのはスチール(製)ベルト。
同社は新製品でさらに幅広いニーズに対応していけると考えている。
(画像はプレスリリースより)
株式会社ブリヂストンプレスリリース
http://www.bridgestone.co.jp/