放熱対策
古河電工は、LED照明の放熱部品の小型、軽量化を実現した新型放熱製品「HYCシリーズ」を発売する。
現在、長寿命、低消費電力のLED照明に100W以上の高出力化が進み、それに準じた放熱対策が必要になっている。LED光源から放射される光自体は熱を含んでいないが、LED素子が発生する光に電力の約80%を変換するためだ。
その対策としてアルミニウムの鋳物品や押出品などの金属を素材にした放熱部品が使用されている。しかし、LEDの高出力化に合わせてこれらの部品も大型化、重量化して、設置作業への負荷や耐震設計上の制約を生じている。
HYCシリーズ
同社はエレクトロニクス製品の放熱、冷却技術を生かし、軽量で小型化した放熱部品「HYCシリーズ」を開発した。これまでの鋳物製、押出製放熱部品の半分以下の重量で、放熱性能は変わらない。倉庫や工場、体育館の高天井用照明、屋外投光器に用いるハイパワーLEDの冷却に向いている。
今年、販売を予定しているのは、100~130Wに対応するHYC200(重量は0.78kg)と200Wクラスに対応するHYC200(重量1.2kg)の2種類。LEDモジュールのハイパワー化に準じて、ラインアップを追加していく考えだ。
同製品はライティングジャパン2015の「第7回次世代照明技術展」(1/14~1/16、東京ビッグサイト)に出展されている。
(画像はプレスリリースより)
古河電気工業株式会社プレスリリース
http://www.furukawa.co.jp/ライティングジャパン2015
http://www.lightingjapan.jp/