自転車本体にGPS搭載
株式会社NTTドコモは、広島市とともにサイクルシェアリング事業「広島市観光レンタサイクル事業」のサービスを2015年2月22日から開始する。
この事業は、ドコモ開発の「次世代サイクルシェアリングシステム」を搭載した自転車約150台を市内中心部14カ所のポートに配備し、観光客の周遊や広島市民の日常的な移動手段として提供するものだ。
自転車の本体に通信機能、GPS機能、遠隔制御機能が装備されるため、自転車の貸し出しや返却の制御、電動アシスト機能のバッテリー残量のチェックなどを本体で把握できる。
つまり、サイクルポートにこれらの機能を設置する必要がなくなり、コストやスペースの削減に加えて、市街地でのポート設置の自由度も広がった。また、リアルタイムに自転車の位置がつかめ、自転車の再配置が効率的になった。
次世代サイクルシェアリングシステム
利用方法は、WEBサイトでの会員登録後、カードリーダーを搭載した自転車本体の操作パネルにICカード、モバイルをかざすだけ。サイト上で自転車の予約や利用状況の管理ができる。会員プランには月額会員と1回会員がある。
また、3月には1日パス利用者向けに無人型登録機を設置し、タッチパネルでの利用と交通系ICカード決済を可能にする予定だ。
サイクルシェアリング事業
ドコモは同様のサイクルシェアリング事業を以下で行っている。
・横浜市の「横浜都心部コミュニティサイクル事業 baybike(ベイバイク)」(2014年4月~)
・江東区の「江東区臨海部コミュニティサイクル実証実験」(2012年11月~)
・仙台市の「コミュニティサイクル事業 DATE BIKE(ダテバイク)」(2013年3月~)
・港区の「港区自転車シェアリング」(2014年10月~)
・千代田区の『千代田区コミュニティサイクル事業実証実験「ちよくる」』(2014年10月~)
(画像はプレスリリースより)
株式会社NTTドコモプレスリリース
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