JX日鉱日石　同社初の都内での水素ステーションを開所

JX日鉱日石エネルギー株式会社は、同社では初めて東京都に「八王子高倉水素ステーション」を開所した。

同ステーションは、同社が100％出資する「株式会社ENEOS水素サプライ＆サービス」の運営する水素ステーションの1号店となる。

供給能力としては1時間当たり5～6台(FCV1台に充填する水素量が最大50N立方メートルの場合)に充填が可能。充填時間は約3分間で、これは国際標準規格の満タン(70メガパスカル)に基づいたもの。供給には圧縮水素を水素トレーラーなどで輸送したオフサイト方式を採用している。

同社はすでに商用水素ステーション1号店「Dr.Drive海老名中央店」(神奈川県海老名市)を2014年12月25日にオープンしている。サービスステーション一体型の水素ステーションでは全国で初めてとなる。

同社は次世代自動車振興センターによる「燃料電池自動車用水素供給設備　設置補助事業」の採択を受けていて、今後、商用水素ステーションを全国に23カ所設置する計画を立てている。

今年度中に東京、神奈川、埼玉、千葉、愛知の11カ所に開所して水素の販売を開始する予定だ。

水素には、製造に必要なエネルギー源が多様であること、エネルギー効率が高いこと、CO2を排出せずに利用できること、などの利点があり、次世代エネルギーとして期待されている。

水素製造と自動車用燃料供給のインフラとノウハウをもつ同社は、水素に関わるビジネスモデル(製造、輸送、販売)を構築する中で水素社会の実現を目指していく考えだ。

（画像はプレスリリースより）




JX日鉱日石エネルギー株式会社
http://www.hd.jx-group.co.jp/

一般社団法人次世代自動車振興センター
http://www.cev-pc.or.jp/hojo/suiso_outline.html