エネルギーハーベスティング技術
エネルギーハーベスティングコンソーシアム(EHC)は、「Smart Energy Japan 2015」(1月28日~1月30日、東京ビッグサイト)で実用化を推進しているエネルギーハーベスティング関連製品を一挙展示する。
EHCは、国内のエネルギーハーベスティング技術を国際的な水準とするため、関係企業が情報共有や共同活動を行えるプラットフォームとして2010年に設立された。
周りの環境から収穫(ハーベスト)した微小なエネルギーを電力に変換する技術をエネルギーハーベスティング技術、または環境発電技術と呼ぶ。
環境中の光や熱(温度差)、振動、電波を充電、取り替え、燃料補給せずに長期間、エネルギー供給できる電源として利用できれば、いつでも、どこでもネットワークにつながる“モノのインターネット”、実世界とサイバー世界をつなぐ“サイバーフィジカルシステム”、1兆個のセンサを毎年活用する“トリリオンセンサ社会”が実現する。
環境発電デバイスの活用をアピール
今回、EHC会員企業8社が、環境発電デバイス、無給電の無線センサシステム、それらを活用した省エネユースケースなどの製品を集中展示する。
例えば、
電磁誘導型発電ユニット(アダマンド株式会社)は振動式、手振り式、スライド式など多様な動きのエネルギー源に対応して高出力と高い発電効率を可能にする。
発電入力デバイス(アルプス電気株式会社)は、小型で長寿命のバッテリーレス、ワイヤレスデバイスで、1回のクリック操作で必要な電力を発生する。
コーティングによる樹脂系圧電素子(ムネカタ株式会社)は、金属やプラスチック、布、ゴムなどの素材(基材)に樹脂系圧電性溶液コーティングを施すだけで、発電素子として活用可能にする。
(画像はプレスリリースより)
株式会社NTTデータ経営研究所プレスリリース
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