全社で温暖化対策
住友電気工業株式会社の大阪製作所は、「平成26年度おおさかストップ地球温暖化賞」で温暖化対策部門の「優秀賞」を受賞した。
これは大阪府が、事業活動での温室効果ガスや人口排熱の排出抑制、電気の需要の平準化に対する取り組みが優れていた事業者を表彰するもの。温暖化防止対策を普及させるため平成19年度から行われている。
同社は海外拠点までを含めた全社で、「アクションECO-21」運動として定量的な目標を掲げた環境保全活動を推進している。今回、この一環で省エネ活動を推進する同製作所の姿勢が受賞対象となった。
大阪製作所の取り組み
大阪製作所では平成25年度の温室効果ガスの削減率が前年度より12.3%もアップした。特に、共通施設での一斉効率化に効果が見られた。
具体的な方法として、室外機に散水して冷却効率を上げる際に、水道水でのスケール(水アカ)を避けるため、純水を用いた。また、水冷式冷凍機を空冷式チラーにすることでCO2を削減し、電力ピークもカットした。
他には、全てのポンプやファン類、および炉の大型排気ファンにインバータ(電力変換装置)を取り付けたことや、蒸気配管系の漏れを一斉点検、修繕して蒸気ロスを低減したこと、 射出成型機の保温を強化したことも省エネにつながっている。
(画像はプレスリリースより)
住友電気工業株式会社プレスリリース
http://www.sei.co.jp/company/press/2015/02/prs010.html