“水銀ゼロ”のプロジェクター
カシオ計算機株式会社は、“水銀ゼロ”化を加速した次世代プロジェクター「XJ-V1」を2015年5月下旬に発売する。
同社は、水銀ランプを使用せずに高輝度投影を実現した“レーザー&LEDハイブリッド光源”を2010年に開発し、これを搭載したプロジェクターを発売した。
レーザーハイブリッド光源市場でのシェアが約87.4%、と市場をけん引してきた同製品だが、技術が高度な分、値がはるというプレミアム感があった。
今回、光源と投影レンズを新設計したことで、水銀ランプ搭載プロジェクターに迫る導入コストの抑制に成功し、教育現場やビジネスでの手軽な実用化を可能にした。
LEDハイブリッド光源
新製品は“水銀ゼロ”に加え、消費電力が約半分というレーザー&LEDハイブリッドならではの経済性をもつ。光源の寿命はランプ交換不要で2万時間に及ぶ。
電源をONにしてから最大輝度による投影までが最短5秒、待ち時間はほぼない。電源OFFも速やかだ。
本体の内部は3ブロック構造で光学エンジン部へのほこりを遮り、防塵性能を向上させた。さらに、投影輝度の劣化も抑えられる。
(画像はプレスリリースより)
カシオ計算機株式会社プレスリリース
http://www.casio.co.jp/release/2015/0330_xj-v1/