モジュールの組み合わせで多様な配光
パナソニック株式会社エコソリューションズ社は、名古屋グランパスのホームスタジアム、「パロマ瑞穂スタジアム」の夜間照明設備にLED投光器モジュールタイプを納入し、2015年3月から運用を開始した。
一般的なLEDを競技面(ピッチ)に使用する場合、その指向性の強さで明るい所と暗い所が明確になり、ムラができてしまうという課題があった。
同社の新製品、LED投光器モジュールタイプ「HID1500形」は、モジュールの組み合わせを変えることで、用途(サッカー競技場、学校グラウンド、ゴルフ練習場など)に応じた適切な明るさと配光を実現し、視環境を改善した。
配光のバリエーションは4タイプの10分の1ビーム角(28、35、50、75度)によるもので、125度も加工品対応するという。
他の特長では、前面パネルにポリカーボネイトを採用して耐衝撃性を高めたこと、LEDならではの瞬時点灯で運用の利便性が向上したことがある。
消費電力を削減
従来の光源での消費電力は、メタルハライドランプ(1080ワット)168台と高圧ナトリウムランプ(990ワット)48台の合計で228,960ワットだった。今回、LED(1005ワット)216台を投入したことで、消費電力は217,080ワットまで減少した。
ピッチ内の明るさは1500ルクス以上と約50%向上した。つまり、HID1000形用投光器と同等の明るさを維持しながら消費電力の5%削減を図れたことになる。
(画像はプレスリリースより)
パナソニック株式会社 プレスリリース
http://news.panasonic.com/