アミタの100%リサイクル
アミタ株式会社(以下、アミタ)は、富士運輸株式会社(以下、富士運輸)とコンサルティング契約を締結し、リサイクル施設「アミタ地上資源製造パートナーズ 富士運輸(株) 再生資源工場」を新潟市に設立し、信越と南東北エリアのリサイクル市場の開拓に乗り出す。
アミタは、汚泥、燃え殻、ばいじん、廃油、金属くずなど、これまでに4000種類以上の産業廃棄物を100%リサイクル(再資源化)してきた実績をもつ。
レアアースなど有価値の部分を抽出するだけでなく、代替燃料やセメント原燃料、金属原料などの再生資源を製造してユーザー企業に納品する。燃料に利用した後の残さも他のユーザー企業に運ばれるため、100%リサイクルが実現している。また、火、水を使わない資源化工程でCO2排出量、排水量を抑制する点にも特徴がある。
富士運輸との契約
今回、アミタは新潟を中心に物流事業を展開する富士運輸との連携で、信越から南東北エリアまで日本海側地域のリサイクルネットワークを構築する考えだ。
両社は、新潟エリアが化学工業や電子部品、金属製品産業を擁すること、新潟、山形、福島の多量排出事業者による産業廃棄物量が全国6位の愛知県と同等であることから、これらの地域を高品質の廃棄物リサイクル市場ととらえている。
「アミタ地上資源製造パートナーズ」は協業企業にリサイクル技術を提供するネットワークのことで、富士運輸に対しても、営業活動支援、リサイクル技術の提供と技術指導などを提供する。
富士運輸(株)再生資源工場は2015年初夏に稼働する予定だ。富士運輸が施設運営とリサイクル業務を手がけ、信越から南東北エリアの顧客にリサイクルサービスを行っていく。
アミタ株式会社 プレスリリース
http://www.amita-net.co.jp/news/2015/05/12niigata.html