7市町村のごみ・し尿を処理
三菱重工グループの三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社(MHIEC)は、愛知県の海部(あま)地区環境事務組合から一般廃棄物焼却施設「八穂クリーンセンター」の長寿命化を図る基幹的設備改良工事を受注した。
同組合は愛知県西南部の7市町村(津島市、愛西市、弥富市、あま市、大治町、蟹江町、飛島村)のごみ・し尿処理事業を運営する。
三菱重工業株式会社(以下三菱重工)が2002年に完成させた八穂クリーンセンターは、ストーカ式焼却炉3基から成る焼却設備で、処理能力が330トン/日、発電能力5,000kWを有している。
同センター設備の機能保全と設備寿命の延長措置が必要と判断されたことから、このたび、MHIECが改修工事を請け負った。2018年3月の完成を予定している。
主要機器を更新
MHIECは、三菱重工から環境装置分野の技術開発力と廃棄物処理施設の建設・運営ノウハウを継承している。これまでの実績に基づき、既存の廃棄物処理施設の省エネ化や安定的な稼働の維持を実現し、ライフサイクルコストを低減する提案を行っている。
今回の改良工事では、主要な機器の更新と改造(部分更新)を実施する。対象となる機器は、ごみ投入ポッパー・給じん装置、燃焼ガス冷却設備のボイラー本体、灰出し設備のスラグクレーン油圧バケット・養生コンベア。いずれも経年劣化した燃焼設備である。他に、電気計装設備の排ガス分析計なども更新する。
(画像はプレスリリースより)
三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社 プレスリリース
http://www.mhiec.co.jp/news/150722.html