利用者を募集
日本ユニシス株式会社と株式会社ユビテックは、多様な電動車両、マルチモビリティを用いたマルチポートポート型カーシェアリングサービスを神戸で開始することとなり、2015年8月18日から利用者を募集している。
マルチポート型カーシェアリングには、パリのAutolib(オートリブ)や横浜市での実証事業などの先行事例があり、環境に配慮した新たな都市交通体系を実現するサービスとして注目されている。
その一方で、貸し出しポートで車両に偏りが出るなどの運用面の課題が明確化している。
課題に対応
この事業は、両社が共同で環境省の「CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」の採択を受けたもので、2015年8月22日~2016年1月31日に実施し、電気自動車(EV)/超小型モビリティの活用とカーシェアリングシステムサービスの有効性を検証する。
実証事業では、上記の課題を解決するため、貸し出しポートと貸し出し車両の需給を予測するシステム(需給予測システム)と連携して、事前の予測と効率的な配車や回送を行う。
また、複数の貸し出しポートで多様な電動車両を乗り降りできる直前車両取り置き方式により、目的に合う車や場所が選択できる。さらに、複数のカーシェアリング事業者によるマルチテナント方式で遠隔地を含む他事業者のサービスが利用可能になる。
(画像はプレスリリースより)
日本ユニシス株式会社 プレスリリース
http://www.unisys.co.jp/