「変なホテル」に設置
株式会社東芝は、2015年10月7日、ハウステンボス株式会社がオープンするスマートホテル「変なホテル」第二期棟用の自立型水素エネルギー供給システム「H2One」を受注したと発表した。
「変なホテル」は、最先端技術の導入により効率化と共に快適性、楽しさを作りだしたホテルで、例えば、フロントやポーター、クロークをロボットが務めている。2015年7月17日に第一期棟が開業し、現在、第二期棟が2016年3月のオープンを目指して建設中である。
ホテル1棟1年分の電力を供給
自立型水素エネルギー供給システムは再生可能エネルギーと水素を活用し、エネルギーインフラの整備されていない地域でも、ホテル・リゾート施設内で自給自足を可能にする。
夏季には太陽光発電の余剰電力を使い、水素製造装置で製造した水素を水素タンクに貯蔵する。冬季には貯蔵した水素を使い燃料電池を発電する。その結果、ホテル1棟分の電力を通年でまかなうことができる。
今回、ハウステンボスに導入する「H2One」は、従来の水素貯蔵タンクに代えて、高密度で水素を貯蔵する水素吸蔵合金を搭載したことで、貯蔵タンクが10分の1に小型化され、設置場所の選択肢を広げている。
同社は、このたびのリゾートモデルの他、BCP(事業継続計画)や離島モデル、事業所モデルなどの水素地産地消型ソリューションとして、この「H2One」を展開していく考えである。
(画像はプレスリリースより)
株式会社東芝 プレスリリース
http://www.toshiba.co.jp/変なホテル
http://www.h-n-h.jp/