水力事業を拡大
関西電力株式会社は、2015年11月2日、水力開発地点を発掘、調査する「水力調査所」を設置したことを発表した。
同社は、再生可能エネルギーの開発推進に取り組んでいる。純国産資源の水力エネルギーについては有効活用と持続的な成長を目指し、平成27年6月、「水力事業本部」を新設した。このたびの「水力調査所」は、さらに水力事業を拡大するために同事業部内に設けたもの。
エリアを限定
近畿エリア・北陸エリア・東海エリアの3カ所に、それぞれ、近畿水力調査所・北陸水力調査所・東海水力調査所を設置し、エリアごとに水力開発地点の発掘・調査を行う。
エリアを限定することで、地元の自治体や他の事業者などから有望地点の詳細な情報を収集し、開発に際しては計画・設計に必要な技術を十分に検討できるなど、迅速な新規開発につながると期待される。
同社は、川から引水して水量を増やす引水計画や放流している水を利用する維持流量発電により水の有効利用に努めてきた。今後は、新規開発に既設インフラ(農業用水・工業用水、上下水道、砂防・治山・治水ダム)を活用することも考えている。
(画像はプレスリリースより)
関西電力株式会社 プレスリリース
http://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2015/1102_2j.html