工場から廃棄物を出さない
横浜ゴム株式会社は、2015年11月24日、米国タイヤ生産販売子会社のヨコハマタイヤ・マニュファクチャリング・バージニア(YTMV)が完全ゼロエミッションを達成したと発表した。
ゼロエミッションとは埋め立て処分となる廃棄物をゼロにする取り組みで、米国の生産拠点では初めての成果となる。
YTMVは製品の設計、開発、工場の運営にかかる環境への負荷を最小限にすることで、持続可能な社会を目指している。廃棄物の埋め立て処分量をなくすため、工場での廃棄物削減を徹底すると同時に、リサイクル、リユース、エネルギー回収を推進してきた。
こうした活動が実り、2015年初めに廃棄物の埋め立て比率が2%になり、9月には目標とする完全ゼロエミッションを実現した。
環境への意識が高いYTMV
YTMVは米国バージニア州セーラムに拠点を置く乗用車・SUV用タイヤの生産販売会社で、同社の米国子会社、ヨコハマタイヤ・コーポレーションからセーラム工場を分離独立させて2014年に設立した。
新会社はエネルギー使用の効率化、水資源管理、化学物質管理、従業員の環境意識向上などの課題に積極的に対処し、設立した年にバージニア州環境優秀プログラムの最高レベル「E4」を導入した。
2015年3月には、環境NPOバージニア・ウォーター・エンバイアラメンタル・アソシエーションにより「2015年産業廃棄物及び前処理環境優秀賞」に選出され、環境改善が顕著な企業として「Environmental Warrior Award(エンバイアラメンタル・ウォリア・アワード)」を受賞している。
(画像はプレスリリースより)
横浜ゴム株式会社 プレスリリース
http://www.yrc.co.jp/release/?id=2539&lang=ja