夏場の電力不足に向け、広がる省エネ自販機
東日本大震災以降、ますます節電が必要になっている日本。飲料各社も深刻な夏場の電力不足に向け、節電対策の一つである自販機の省エネに力を注いでいる。
ダイドードリンコの取り組み
2013年度の新しい自販機には、冷却装置を長時間止めても飲み頃温度を保つ「高性能断熱機能搭載の省エネ自販機」を採用、全国展開を始めている。
ダイドードリンコは既に、「ピークカット機能」、「LED照明」、「真空断熱材」、 「ヒートポンプ機能」等を採用する事で省エネ化に取り組んでおり、昨年度の自販機年間消費電力量は12年前と比較して、70%以上の削減を実現しており、更なる削減を目指している。
日本コカ・コーラ
富士電機と共同開発した夏期の日中消費電力を従来の95%削減できる
ピークシフト自販機の設置を今年の1月からスタート、年内25,000台設置を計画している。また、2012年からは缶・PET自販機の全台にLED照明を搭載している。
ピークシフト自販機の採用によりコンプレッサーを長時間停止する事から病院や会社などでの騒音も軽減できる長所もある。
震災直後は電力の無駄使いだと批判を受けた自販機だが、飲料各社の省エネへの積極的な取り組みで、ここ10数年の自販機の省エネ力は大きく飛躍しているという。
ダイドードリンコ
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http://www.cocacola.co.jp