スマートエコプロジェクト
大和ハウス工業株式会社は、CO2排出量の削減が可能な環境配慮型オフィス「大和ハウス富山ビル」の運用を開始した。
(画像はプレスリリースより)
これは2011年に開始したプロジェクト「Smart-Eco Project(スマートエコプロジェクト)」で、第1弾の環境配慮型オフィス「D’s SMART OFFICE(ディーズ スマート オフィス)」ではCO2排出量を最大約50%削減している。
今回はその第10弾となる富山市の地上4階建てビル。経済産業省の平成25年度「ネット・ゼロ・エネルギー・ビル実証事業」に採択され、ネット・ゼロ・エネルギー(エネルギー消費を差し引きゼロに)を目指した環境配慮技術を2年間実証する。
大和ハウス富山ビルの環境配慮技術とは
このビルには環境に配慮したさまざまな技術を用いている。たとえば―
1 多機能タイプの外装フレーム「D’s フレーム」は、太陽光パネルやフレーム式壁面緑化などの環境アイテムが設置可能。
2 採光ブラインド「アカリナ」は、液晶ディスプレイに使われる光拡散フィルムを各階の窓のブラインドに設置。
3 夏・冬兼用の窓用「日射調整フィルム」は、夏季には太陽光と熱を遮断し、冬季には太陽光と熱を適度に取り入れる機能をもつ。
4 屋上に20キロワット、壁面に4.5キロワットの太陽光発電システムを導入、年間発電量を創出しCO2排出量を削減する。
5 空気から水分を除去・分離して、最適な温度と湿度の空気を供給する「デシカント空調システム」を採用。
6 全館にLED照明を採用し、照度センサ-、人感センサーで不要な電力を削減する。
大和ハウス工業株式会社 プレスリリース
http://www.daiwahouse.co.jp/