ガラス・オブジェで冷やす
デザインレーベルのファンタステキは、冷やしたグラスで氷を使わずにビールや日本酒を直接冷却できる「フローズン・グラス」を6月10日に発売する。
(画像はプレスリリースより)
フローズン・グラスは、空のグラスを冷凍庫などで1時間ほど急冷するだけで、飲料を希釈することなく美味しく冷却する世界初のエコロジカルなガラス・ロック・グラスだ。
鍵を握るのはグラスの内底に隆起したソリッドガラス。この蓄熱性能(低熱伝導かつ高熱容量)が冷却能力を発揮する。繰り返し冷却できるエコ・サイクルに加え、氷の融水による香味悪化や衛生面の問題を解消する。
フローズン・グラスの楽しみ方
家庭用冷蔵庫の冷凍室(約-20℃)で1時間以上グラスを冷却し、冷蔵された飲料を注ぐと、ガラスオブジェ表面の飲料が薄く凍り室温で5分程度もつ。
さらに長く冷やすには、グラスの底に飲料を薄く注いで約1時間凍らせると室温で15~30分程度味わえる。後半には、リング状の氷がグラスを鳴らしながら浮かんで消える景色を観賞できる。
グラス内のソリッドガラスは地球と富士山形の2タイプ。タイプEARTHは水の惑星を表現し、同時に淡水の不足・北極の崩壊などの問題を抱えた地球も想起させる。タイプFUJIは伏流水豊かな優美な独立峰、風水の八卦と水の循環を表現。
意匠設計に試行錯誤の5年を重ねた末、手吹きでの生産が可能になった。素材はリサイクル性を重視して一般的なガラスでの耐熱性能を実現。
取引のある小売店などで販売し、生産能力の向上後は拡販を見込む。価格はEARTHが12000円前後、FUJIは8000円前後(パッケージ込み)の予定。フローズン・グラスによる新たなコールド・ドリンク・エコ・スタイルの普及を目指していく。
ファンタステキのプレスリリース
http://www.fantasuteki.com/フローズン・グラス
http://www.frozenglass.jp/