来年4月からモータに規制
富士電機株式会社はトップランナー規制に適合した新「低圧三相プレミアム効率モータ」を発売した。
(画像はプレスリリースより)
トップランナー制度とは、省エネ法で定められた特定機器で現在商品化されている製品のうちエネルギー消費効率が最良の製品の性能以上に定める方式。
モータが特定機器に追加されたため、製造事業者などが出荷するモータは2015年4月以降、基準エネルギー消費効率値を加重平均で上回ることが義務付けられる。
産業用モータの年間消費電力量は国内産業部門の総消費電力量4,850億kWhの約75%を占めるとされる。そのため、今回の規制により年間155億kWhの削減が見込まれ、これは産業部門の約3%に相当する。
プレミアム効率モータの特長
低損失の電磁鋼板を採用する、固定子鉄芯の溝形状を最適化して巻き線量を増やすなどで、従来製品のモータ損失を30%削減。大幅な省エネを実現している。
使用可能な周囲温度を-30度から+50度までに拡大。また、屋外設置モータの保護等級を強化し、1台で200V級・400V級の両方に使用できるワイドな電圧対応に。使用環境が幅広くなっている。
さらに、従来製品と同じモータ枠番や取り付け寸法を採用しており、置き換えが容易。製品デザインはデザインコンセプトの「信頼」をブラックで表現したものに刷新した。
富士電機株式会社プレスリリース
http://www.fujielectric.co.jp/