工場、ビルなどの電力ピークカットに貢献
パナソニック株式会社とパナソニック デバイス SUNX株式会社は無線通信機能と電力計測機能を一体化して、省エネ支援機器との接続を簡単にする「ECOnect(エコネクト)シリーズ 電力センサ」を製品化した。
(画像はプレスリリースより)
同製品は、工場、ビル、オフィス、店舗で電力使用量の一括管理を容易にし、電力のピークカットに貢献する。エネルギー消費量の最適化や低減を図るシステム、BEMSを中小ビルなどに導入するBEMSアグリゲータやBEMS・FEMSを事業展開するエンジニアリング会社、エネルギー管理指定工場などに展開していく。
ECOnect(エコネクト)の特長
1 従来のシステムは、電力計測機器と無線通信機器を有線で接続、設定した上で無線通信システムを構築する必要があり、費用と時間がかかった。
新製品は無線通信機能に電力計測機能が装備されているため、施工費用を削減し、設置後のレイアウト変更も容易に。既存のECOnectシリーズに追加しやすく、電力の見える化を一括管理。データから空調、照明の省エネ運転を制御する。
2 従来の無線通信機器は伝送距離が短く通信が不安定だったが、ECOnectシリーズは産業用バンドの920MHz帯を採用しているため、約1000mの伝送距離が可能で安定通信。付属の専用ルーフトップは耐水構造だから、建屋間通信や広範囲の計測がしやすい。
3 従来は通信経路を設定し、その経路のみの通信に限定されたが、新製品はマルチホップ技術により通信経路選択を自動で行う。そのため、障害に強く信頼性の高い通信に。
通信経路の設定が不要で導入時の負担を軽減する。今回はスイッチのみの設定で、親機の無線環境ユニットは専用ソフトウェアを使用してパソコンで設定する。
パナソニック株式会社プレスリリース
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