事業参画型プロジェクト
大和ハウス工業株式会社は次世代対応型医療施設「D’s SMART MEDICAL(ディーズ スマート メディカル)」を8月1日に発売した。
(画像はプレスリリースより)
ディーズスマートメディカルは同社が目指す環境負荷ゼロのプロジェクト第11弾。自然の力を活用するプランや環境配慮技術でランニングコストを削減し、周辺地域の環境にも配慮した医療施設。
さらに、災害などのリスク発生で重要業務を中断させないBCP(事業継続計画)や耐震などの防災対策、用地取得・投資計画もサポートする事業参画型プロジェクトを提案する。
ディーズ スマート メディカル
プロジェクトのポイントは
1.災害発生時にも医療提供を可能にする安全対策の提案
2.選ばれる病院を目指した院内環境快適性の向上
3.環境配慮とエネルギーコスト削減を両立するアイテム
4.個々の経営環境にあわせた投資計画のサポート
(プレスリリースより)
ここではポイント3のアイテムを紹介する。
1.地中熱利用空調システム
通年で温度変化が少ない地中熱を空調機の熱源に利用して消費電力を抑える。地中熱の回収に建物を支える支持杭を利用してイニシャルコスト、ランニングコストも削減。
2.コージェネレーションシステム
ガスタービン、ディーゼルエンジン発電時の排出ガスの排熱を給湯・空調などの熱需要に利用するシステム。省エネに加えて、緊急時の重要負荷電源にもなる。
3.エネルギーマネジメントシステム
建物の設備機器の運転を管理してエネルギー消費量を計測、削減するシステム。空調・照明の電力使用量、水使用量の見える化を実現。省エネへの意識向上にも。
4.低放射化コンクリート
CT室やレントゲン室周辺に低放射化コンクリートを使用。放射線への遮蔽性が高く、放射化度を10分の1から1万分の1まで抑える。施設の解体時、コンクリート系放射性廃棄物としてかかるコスト削減にも。
大和ハウス工業株式会社プレスリリース
http://www.daiwahouse.co.jp/