業界最高効率を実現
三菱電機株式会社は、業界最高の電気変換効率を実現した機種を含む、国内住宅用太陽光発電システム向けパワーコンディショナの新製品4機種を11月より順次発売予定だ。
(画像はニュースリリースより)
電気変換効率98.0%実現
今回発売されるパワーコンディショナは、半導体素子にSiC(炭化ケイ素)採用の1機種と、Si(シリコン)採用の3機種の合計4機種発売となっており、全機種屋内用となっている。
SiC採用機種では、パワー半導体素子を全てSiC化したフルSiC-IPMを採用することで、業界最高の電気変換効率となる98.0%を実現しており、モジュールで発電した直流電流を効率よく交流電流に変換することでシステム全体の発電量向上につながるとのことだ。
MPPT(最大電力点追従)制御には、新開発の高速MPPT制御技術を採用しており、日射量の変動による最大電力点の移り変わりを素早く追従することができ、MPPT効率は99.8%を実現している。
停電時などに利用される自立運転用回路には、コンセントと出力端子(増設コンセント用)の2種類を標準搭載しており、自立運転時にはコンセントと出力端子合計で2.0~2.7kVAの電力が使用可能だ。
発売月はSi採用の定格出力3.0kWと4.0kWのタイプが2014年11月、5.5kWタイプは2014年12月、SiC採用の定格出力4.4kWタイプは2015年1月発売となっている。また、本製品は7月30~8月1日に開催される「PVJapan2014」に出展予定となっている。
三菱電機 ニュースリリース
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