厨房内の作業環境を改善する製品
東邦ガス株式会社は、大量調理を行う施設・工場向けの「涼厨連続炊飯機(ライスフレンド)」の新型を株式会社AIHOと共同で開発し、2016年9月1日に発売した。
厨房用のガス機器「涼厨(すずちゅう)」は、機器の表面温度を下げ、輻射熱と排熱の拡散を低減することで、厨房内作業環境の改善に貢献している。同社は、大阪ガス株式会社の登録商標である同機器の普及に取り組んでいる。
ライスフレンドは炊飯性能に優れ、学校給食や事業所給食、食品工場を中心に使用が広がり、業界トップクラスの売り上げを誇る。
省エネ効果を高める新設計
このたびの新製品では、高度な炊飯性能を維持した上で、ガス消費量を従来機より15%削減すると同時に、CO2排出量でも15%減少を実現している。
炊飯性能では、燃焼に必要な空気を導入し、不要な空気を遮断する新設計の省エネバーナを採用した。進行方向と平行に配置した8本のバーナの「線の炎」で炊飯釜内部に強力な対流を発生させる点は従来機と変わらず、炊きむらを少なくしている。
また、炊飯器の庫内構造では、従来の高効率、省スペースな基本構造「上下2層の立体構造」に「垂れ板」と「斜へい板」を新採用した。これで、機器内部で高温の燃焼排気ガスが効果的に対流し、炊飯釜に熱が加わる設計となった。この新構造と省エネバーナがランニングコストの低減を可能にしている。
(画像はプレスリリースより)
東邦ガス株式会社 プレスリリース
http://www.tohogas.co.jp/